お客様紹介 469
2017.09.07 Thursday
SURLY STEAMROLLERを納車致しました。
ありがとうございます。
通勤と休日サイクリングがしたいとのことで色々と悩まれた結果、Steamrollerに決まりました。
事前に話を聞いていたので、Cinelliのフラットバーロードをオススメしようと思っていましたが、「Steamrollerとどちらが良いですか?」という質問を受けた瞬間に僕は「Steamrollerの方が良いです」と答えてました。
フロント3枚、リア8枚のギアが装着されたフラットバーロードは何処へでも行けてしまう自転車だと思いますし、自転車屋を長くしているとそちらの方が需要もあり、文句も出にくいというのは重々承知しております。
ではなぜ、僕はSteamrollerの方が良いですと答えたのか。
自分がそうであったように僕はこのフレームに自転車の楽しさというのを学びました。そしてそれは今も変わらず続いており乗り続けております。
SURLYというブランドを知ってから早8年が経ちましたが、Steamrollerはその当時とほとんど変わっていません。(リアエンドにダボ穴ができたぐらい)初めて乗った時は素人ながらもこのフレームの乗りやすさに驚愕したのを覚えています。
トラックバイクというカテゴリーですが、太いタイヤが装着でき、ロードバイクジオメトリーというのが絶妙なのですが、街で自転車を乗るにあたり何が必要なのかが詰め込まれていると僕は思います。
まずはジオメトリー、トラックバイクの直進をするために作られた前乗りでクイックな反応のフレームではなく、ロードバイクのピタッと地面に張り付いているようなマイルドな乗り味と曲がり角の多い街中での操作性の良さ。
硬くないクロモリフレーム/フォークで振動吸収も良い。
シングルギア特有のメンテナンスのやりやすさと強度の高さ。
ドロップハンドルでもフラットハンドルでもプロムナードハンドルでも乗る人に合わせられる懐の広さ。
ハンドルや乗る人の使い方に合わせて設定できる(ハブの種類にもよりますが)フリーギアとフィクスドギア。
速く走りたい人からゆっくりと走りたい人、路面状況が良いところから悪いところ、その状況に対応するべく35cまで装着できるタイヤクリアランス。
そしてこれは長年乗っている僕の意見ですが、Steamrollerには自転車を進めるために必要なことを教えてくれる全てが詰まっていると思っています。だから僕はSteamrollerを乗り続けてますし、これからも乗り続けるでしょう。
本当にこのフレームに出会えてよかったと思います。
あれ?お客様紹介のはずが熱くなりすぎました。すみません。
でもこの気持ちは本当なのです。徳島に必要な自転車というか徳島県民にオススメしたいのがSURLYというのはずっと変わらずにあります。
目新しいモノや最新のモノへとアップデートされ続けている世の中ですが、あまり形を変えずに存在するのが自転車です。それでも最新技術が搭載された自転車というのは毎年発売され、それを追いかけるというのもこの自転車業界がしてきたことなのです。もちろん僕たちもそれを追いかけることはします。が、ほとんどの人にそれは必要ではないと感じているのも事実です。
道具として最高の相棒として、もちろん趣味としてSURLYは長くお付き合いしていけるブランドだと思いますので興味がある方はお気軽にご相談下さいませ。
前年の12月に発売されてからたくさんの方へご納車させて頂いたSteamrollerの完成車ですが、このイエローのフレームはこのご納車が最後の1台となりました。
先日の展示会で確認してきましたが、ブラックとグレーのフレームで完成車が発売される予定です。グレーフレームについては在庫する予定なのでお楽しみに。(カタログに載ってますので見たいという方はご来店下さい)
※イエローの時もそうでしたが、代理店が在庫をほとんどしない可能性があるのと納期が遅れる場合がございます。
皆様のご来店お待ちしております。