俺の城通信 Vol13 SURLYとSURLY
2018.08.17 Friday
どうも!スタッフのゴリです。
自分用のSURLYを久しぶりに組んでみました。
以前乗っていたSTRAGGLERです。
ずっと店の奥にしまい込んでいたのですが、そのまま保管しておくのは勿体ないなと思い、店のジャンクボックス(僕の私物9割)に転がっていたパーツを使いとりあえず組んでみました。
SURLYなんて寄せ集めたパーツや、使い込んだ自転車からパーツを載せ替えする位の感じで組むのが個人的には最高にカッコイイと思っていましたが、あまりにも寄せ集め感が酷いと残念な形になるという事を実感しました。汗
何事にもバランスが大事ですね。とりあえずはこのまま乗りますが、カスタムする方向性を決めて少しづつ手を入れていこうと思います。
今日のカスタム事案はカスタムする方向性が決まったSURLY2台を紹介します!
一番手はSURLY * DISC TRUCKERです。
僕が担当させて頂いた車両ですが納車時はフロントシングルでした。
サイクリングを楽しんでいただけている様で、いろんな場所に走りに出かけているそうですが、その時に斜度がキツい坂でギア比が足りなくて自転車に乗れない事があるそうで、フロントをダブルに変更してくださいとご相談頂きました。
見た目など気にしだすと上限はキリがないので、お手頃な値段と変速性能の高さをとってShimano製のクランクとフロントディレイラーを装着させて頂きました。
歯数はフロントが46x36、リアは11-34tなので、以前のフロント42tと比べるとワイドなギア比になりました。(これで大抵の坂道は登れると思います)
フロントシングルは見た目がスッキリして良いのですが、街乗り以外の用途では少し割り切った考えが必要になると僕は思います。
ワイドなギア比に設定するにはMTBコンポを組み合わせるのですが、ワイドな分歯数間の飛びが大きいのでこまめな変速を好む方には少し扱いにくさがあると思います。歯数の飛びを少なくしたいならロードバイクコンポで組むのがオススメですが、この場合ローギアかトップギアどちらかに比重を置いたフロントギアの選択が必要となります。
シンプルにするには割り切った考えが必要となることを少しだけご理解頂ければコンポ選びもスムーズになると思います。
ちなみに僕はフロントシングルが好きです。理由は細かいことを考えず今踏めるギアでとりあえず踏むという考えのタイプなので、そもそもの選択肢が少ないフロントシングルはとても性格にあっているからです。(ちなみに店長はダブル派です)
考え方や乗り方によって変速を選択すれば自転車はより快適に走れます。
変速関係でお悩みの事があればお気軽にスタッフまでご相談下さい。
お次はお持込みでのカスタムご依頼!自転車はSURLY * KRAMPUSです。
カスタムのご相談を頂いた時からマットブラックにリペイントされた車体にWhite Industriesのクランク、THOMSONのステムにシートピラーなど既にバッチバチの仕様でしたが、より快適に街乗りをするためにハンドル周りとギア比の変更をご相談頂きました。
ハンドルはアルミのライザーバーから、FAIRWEATHER * b903 bullmoose barに交換。
オールドスクールな見た目がクロモリMTBとの相性抜群です。
見た目めだけでなく、クロモリのしなりと適度なバックスウィープは快適なポジションをとりやすくなっています。
ブレーキレバーにはPAUL * LOVE LEVER
ピボット部分がシールドベアリングに変更され、しっかりとした握り心地と以前よりブレーキタッチが軽くなりました。
ペダルには僕が密かに注目していたcrank brothers * STAMPを装着させて頂きました。
踏み面は大きく厚さは薄いトレイルライドにぴったりのペダルです。
この時期サンダルで自転車に乗るという方も多いと思いますが、これだけ踏み面が大きいとペダルを踏み外すことも無いので街乗りでもオススメです!
スプロケットは11-32tから11-36tへ変更させて頂きました。
トレイルで遊ぶなら更に軽いギア比が欲しいですが、街乗りがメインでもう少し軽めのギアがあれば良いかなという感じのご相談でしたので、11-36tのスプロケットに交換させて頂きました。
街乗り、MTBでトレイル遊び、ロードやシクロクロスでロングライド、またはレース仕様など、自転車は使う状況とエンジンである乗り手の力によってギア比を選ぶ事ができます。
やみくもに軽いギアを入れたからといって、どんな山でも登れる訳でもなければ重たいギアを入れたから速く走れる訳でもありません。
快適に走るには適切なギア比設定が必要ですし、乗り方によっては多少のエンジンチューン(トレーニング)も必要となってきます。
より良いギア選びと自転車の乗り方をご提案できるように、僕たちも自転車に乗りまくっておりますので
困った事があればお気軽にスタッフまでご相談下さい。