どうも、大学生アルバイトの藤永ユウスケです。
先週末に徳島・海陽町で行われたOMM BIKE/LITE に参加してきました。
徳島で面白そうなイベントが開かれることを昨年の年末あたりに知りました。過去にそのイベントに参加された方のブログやSNSで情報を収集していると、おのずと自分も出場してみたいと考えるようになり、今回参加するはこびとなりました。
案の定、最高の時間を過ごすことが出来ましたので、レポートとして簡単にまとめていきたいと思います。
そもそもOMMとは何だ?という方も多いと思いますので、軽くご説明を。OMM(OriginalMountainMarathon)は、イギリス発祥の50年程続く山岳マラソンレースイベントです。そのOMMの自転車版レースこそが今回参加した、OMM BIKEです。 もう一つのOMM LITEはランニング版のことを指します。同じイベントの中でバイクとランが混走する形をとるのが、OMM BIKE/LITEの最大の特徴と言っても良いのではないでしょうか。
ルールは、コース内に設置された得点の異なるコントロール(いわゆるチェックポイント)を制限時間内に周り、その合計点を競うというシンプルなもの。効率の良いルートを辿ることが重要となります。
BIKE/LITEどちらも2~5名のチームとしての参加が条件なので、まずはパートナーを探すことから始まります。
どうしようかと悩んでいた時、OMMが気になっている大学生が僕の他にももう一人いました。徳島出身で岡山県の大学に通う「トバ君」という青年です。普段から一緒に自転車に乗る仲ということもあり、すぐに大学生チームを組むことに決定。
レース当日は店長の送迎で、会場である「まぜのおかキャンプ場」に入りました。前日の金曜日から受付可能なので、前泊されている方なども多かったようです。
今回僕たちはテント泊だったので、まずはテントの設営をします。フリーサイト内であればアップチャージ無しでテントを張ることができます。事前の予約をすればオートサイトやコテージでの宿泊も可能です。
時間になったので受付へ。レースエリアの地図と、コントロールにかざすSIチップが配布されました。
スタートまでの時間で作戦会議です。さあさあ、どういうルートで回ろうか。
地図をパサっと開く。
藤「。。。」
ト「。。。」
藤「どうやって回る?笑」
ト「どうって、どうすればいいんですかね?笑」
まあ、薄々気づいてはいました。何を基準にルートを作れば良いのかという知識が無い。とりあえず、この日の為に二人で買いに行ったコンパスで方角を確認。北がこっちなら、ここがあの辺りか。
なんとなく、南側の海岸沿いのエリアがわかりやすそうな地形っぽいこともあり、そちらを攻めることに。
競技中にスマホなどのGPSを使ってはいけないため、いかに正確に地図を読み、自分の位置を把握し続けられるかが試されます。
各コントロールの得点はDay1とDay2で異なります。得点はスタートの20分前に得点表として配布されます。それを踏まえてコースを練り直すことが必要にもなるので、各チームともスタートギリギリまで作戦会議をしていました。
僕達は得点を踏まえてコースレイアウトをするまでの緊張感(知識?)も無いので、そのままスタート。
スタートのタイミングもランナーの方と同時なので、スタート直後は少し混雑しますが、そこはうまい具合に譲り合い、各々の目指すチェックポイントへ。
どの道を進んで、何本目の脇道に入れば良いのか。何か目印は?神社の地図記号があるから、これを曲がろう。そんな具合で、アンテナをビンビンにして進みます。
藤「お、トバ君あったよ!」
ト「ありましたね!」
一つ目は松林の中のコントロールをゲット。SIチップをかざすと「ピピッ」と音がし、記録されます。どんどん行きましょう。
二つ目は岬の先端へ。完全にやられました。自転車も乗れないような砂浜を、往復で500メートルほど走らされました(歩きました)。近くにいたMTBの方もやはり乗れないようで、自転車を押していました。
トバくんは無理して乗ろうとしてコケてました。笑
気を取り直して、次へ。ばっちり辛いヒルクライムでした。最高にきつかったのですが、眼下に広がる絶景と見つけたコントロールのフラッグが何よりのご褒美でした。
その後も目標としていたコントロールを目指してペダルを進めます。
レースの道中やコントロールですれ違う他の参加者の方々とお互いに励ましあったり、意見交換をしたりという光景が印象的でした。OMMだからこその雰囲気がそうさせるのかもしれないですね。
各コントロールの設定は絶妙で、様々な表情で参加者を楽しませ、苦しませてくれます。小気味良いアップとダウンの続く舗装路や山間を進む長距離のグラベル、自転車を押して進むことさえもためらうようなトレッキングルートなどなど。
どのコントロールも楽にクリアできるものではありませんでした。しかしセンサーのピピッという音を聞くと、すぐにでも次のコントロールに向かいたくなる程、OMM BIKEの虜になっていました。笑
OMMではエイドポイントなどは設定されておらず、各自で好きなタイミングで補給する必要があります。飲食店に入ってもよし、スーパーやコンビニを利用するもよし、携帯できる補給食で済ませて少しでも競技に時間を割くでもよしです。
僕達はセブンイレブンで休憩も兼ねて、昼食を。新発売の鮭いくらおにぎりが最高でした。
残り時間も少なくなったのでフィニッシュ地点へ引き返し、その周辺を回ることに。
Day1は制限時間の7分前にゴールし、4時間53分を走りきりました。得点は480点という結果に。この時点で総合19位。
ト「まあまあ良い方なんじゃないですか?」
藤「確かに、結構頑張ったしね!」
それなりにやりきったと思っていたところに、名古屋のCirclesの池山店長率いるdoppoteam登場。
名「俺たち700点だったよ。」
藤・ト「まじっすか!。。。」
完全にやられました。同じく名古屋のシムワークスのもんじゃさんチームも700点、welldone名古屋のイノッチさん&Circlesジャスさんチームは660点。マジですごい。名古屋勢強し。
ライバル視(本当に少し)していた自分たちがちょっと恥ずかしくなって、若干落ち込みました。笑
レースが終われば、あとはキャンプサイトでの時間を楽しむだけ。近くの温泉に行く元気もなかったので場内のシャワーを浴びてさっぱりと。
Welldoneイノッチさんオススメの、超ローカルな定食屋さんで早めの夕食をとりました。800円でこのボリュームは涙が出るほど感動しました。
少しだけでしたがケータリングも出ていました。
キャンプサイトという雰囲気はやっぱり心地良いもので、良い時間を過ごすことができました。Amazonプライムで映画でも見ようかとも思いましたが、疲れていたので気絶するように寝ました。
DAY2へ続く